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ドラゴンクエスト1の感想 #ゲーム

去年ビルダーズ2をプレイした際に、『単体でめちゃくちゃ面白いゲームだったけど、本家2をプレイしてたらもっと楽しめただろうな~…』と後悔したので、今度はビルダーズ1の前にやるぞ!と思って始めました。8時間程度でサクッとクリア。

遥か昔にガラケーでプレイしたこと自体はあるけど、ローラ姫を助けるまでの記憶と、とにかく洞窟が怖かったことしか覚えてなかったのでかなり新鮮な気持ちでやりました。
令和にプレイする昭和のゲームは不便な点も多かったけど、その後のドラクエシリーズ自体もそうだし、ゲーム業界全体としても、遊びやすくわかりやすい工夫を積み重ねて発展したんだろうな~というのが感じられて、そういう本編以外のメタ的な部分も楽しんでプレイしました。

子供の頃ゲームしてた時は、脳内でマップを記憶する回路がめちゃくちゃ発達してたんだろうな~と思った(今全然マップ覚えられないし、覚える必要がそもそもあまりない)し、
洞窟とかダンジョンのマップ自体が、整備されてなくて迷いやすいなと感じた。
そういう意味で今のゲームのダンジョンって、わかりやすく整備された地形だなと思う…。目印とかがあって、どこにいるか記憶しやすかったりするし。アトラクション・テーマパーク的というか。
宝箱から入手できるものも金か消耗品ばかりで、武器/防具がほぼ店売りのため、序盤金がないから装備品買えないよ~~~~裸でやるしかねえ!!!!になってた。

ラリホーで眠らされてから一方的に攻撃される展開で死ぬことが一番多かったので、ラリホー強すぎワロタ……になりました。最強呪文。
あと、ベギラマが自分の印象より強い呪文だったな。主人公が覚える頃には殴った方が早い!になっていましたが…。

システム的な制約があるからこそ面白いなと思う部分ももちろんあって、城に戻らないとセーブできない(※中断セーブがあることにりゅうおうの城で気づいた)&MP回復手段が宿屋以外にない&たったひとりだから、戦闘やダンジョンでの引き際を見極める駆け引きが発生するのが面白かった。

メインとなるストーリーはほぼなくて、りゅうおうを倒すための道具を集める!姫を助ける!りゅうおうを倒す!しかないんだけど、だからこそ、RPGの根源の要素である”ゲームの中で主人公として冒険する”というシンプルな楽しさが味わえて良かったなと思いました。
ずっとしゃべらない主人公がラストで一言喋った時に、ここから先は私の手を離れて物語が続いていくんだろうな…という気持ちになった。
ラストの毒沼が花畑に置き換わる演出、派手じゃないけど、少ない要素で、ひとめで世界が平和になったことがわかる表現ですごくいいな~と思った!

全体的に楽しくプレイしたけど、スマホ版から追加されたらしい落ちてるアイテムの場所が常に光ってる仕様はまじで改悪すぎる。いらね~だろ…。過剰な親切によってゲームの楽しさを損なう、あまりよくない仕様変更だと思いました。

長文,感想